「それからのブンとフン」@銀河劇場
- 2013/10/14
- 22:00

音楽劇「それからのブンとフン」
【キャスト】
市村正親 / 小池栄子 / 新妻聖子 / 山西 惇
/ 久保酎吉 / 橋本じゅん / さとうこうじ / 吉田メタル / 辰巳智秋 / 飯野めぐみ / 保 可南 / あべこ / 角川裕明 / 北野雄大 / 富岡晃一郎
演奏 / 朴 勝哲
【クリエイティブ】
作=井上ひさし
演出=栗山民也
演奏=朴 勝哲
ストーリー(公式より)
売れない小説ばかりを書き、年中貧乏をしている作家、大友憤(おおともふん)。ある日、世界で不可解な事件が次々と起きる。
シマウマのシマが盗まれ、別のシマウマにそのシマが加わりタテヨコ十字模様のシマウマになったり、自由の女神が突然消えたり、奈良の大仏が消えたと思った瞬間、鎌倉の大仏の隣に移動したり・・・。
そして、この前代未聞の犯罪の犯人が、四次元の大泥棒ブンの仕業だということがわかる。
大泥棒ブンとは、作家フンが書いた売れない小説『ブン』の主人公であった。フンは小説にこう書いている。
ブンとは何者か。ブンとは時間を超え、空間を超え、神出鬼没、やること奇抜、なすこと抜群、なにひとつ不可能はなくすべてが可能、どのような願い事でもかなう大泥棒である』と。
その主人公が、突然、小説から抜けだしてしまったのである。
それがわかった途端、小説『ブン』は世界中でベストセラーになり飛ぶように売れ、その小説の数だけの大泥棒ブンが出現し、世界は無法地帯になってしまう。
そのうち大泥棒ブンは、形のあるものを盗むことに飽き、人間の見栄、虚栄心、記憶、歴史など形のないものを盗み始めてしまう。
警察は必死になってブンを捕まえようとするが、ブンは四次元の世界に住み、自由自在に姿を変幻させ、時間も空間も関係なしに動き回るので、なかなか捕まえることはできない。
フンを取り巻き、警察から悪魔まで巻き込んだ大騒動は、偽ブンの出現から急展開を見せ、驚きの結末を迎えるのであった・・・。
<公式HP>
感想あれこれ
いっちゃん演じる「フン」が書いた小説から抜け出した大泥棒「ブン」
初版、再販、翻訳版、星の数ほど出回っている小説から飛び出してきて好き勝手に盗みを働くものだから、さぁ大変。
コミカルでリズムよく繰り広げられるドタバタの中に、ドキッとするようなセリフが小気味よい舞台でした。
70年代の安保闘争を肌で感じていない私たち世代でもハッとするようなメッセージもありで。
貧乏小説家のボソボソとしたつぶやきが可愛らしい市村さん。
ブンの象徴「地味な和装に束ね髪」が妙にしっくりくる小池さん。
実年齢以上に落ち着いてますねー。
ヒトラー?チャップリン?のような風貌のチョビ髭総督(橋本じゅん)、めちゃワロタ。
ドSな感じが意外とハマる(笑)新妻さんは、途中、ありえない体勢でものすごい声だしてた。

ありえない体勢(例)
参考)旧演出の”アンジョの死”くらいの反りくらい
それから、 ド真面目顔でアナウンサーする山西惇さんもなり良い味だしてます。

このお芝居、下手にピアノがあり音楽を演出するのですが、
ん、、、?
何か、
あのヘアスタイル、見覚えが、、、、
スリスミーでも素敵な出演していた朴 勝哲さんでしたか!

お芝居中、ヒッソリと息をひそめる朴さん
そして銀河劇場のお楽しみと言えば、演目にちなんだオリジナルカクテル!

イリジ、新妻デビルのグレフルカクテルを味見。
一見ピンクでキュート、けど苦みが効いた悪魔味w
スパイシーかつファンタジーな音楽劇「それからのブンとフン」、

お待ちしておるぜよ。byフン
公演情報
東京公演
期間:~2013年10月27日
劇場:天王洲 銀河劇場
<公式HP>
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