2013年秋ソウル。
グーテンベルク→バンジージャンプする→ノートルダム・ド・パリ この順番で本当に良かった。。。
ノートルダム・ド・パリNotre-Dame de Paris
10/27ソワレ@ブルースクエア
【本日のキャスト】クァジモド:ホン・グァンホ
エスメラルダ:ユン・ゴンジュ
グランゴワール:マイケル・リー
フロロ:ミン・ヨンギ
クロバン:ムン・ジョウォン
フェビュス:パク・ウンソク
フルール・ド・リス:イ・ジョンファ
最初にひと言だけ。
最後の1曲、
「Danse mon Esmeralda (踊って 僕のエスメラルダ)」を聴くために海を渡っても、お釣りがくる。感想あれこれ
ストーリーは<
日本公式HP>にて
(ネタバレ満載につきご注意!)
ノートルダム・ド・パリの来日公演、ソウル逃亡中だったため見逃していました。
「フランス版ミュージカル」ってあまり馴染みがなかったですが、そもそもミュージカル自体定着していなかったようで、歌って踊れるミュージカル俳優というのも少ないのだそうです。(今は違うのかな)
そんな背景もあって、「歌う役者 / ダンサー」の役割も分かれたのでしょうか。
オペレッタ形式だし、言葉もゆっくりめなので韓国語初級者でも取っつきやすいです。
芝居を紡ぐというより、1曲ごとにシーンの意味がある感じ。
そして、何より
「捨て曲なし」
贅沢なフルコース料理なので、終演後は胸がいっぱいになること間違いなしです。
それから印象的だったのは、照明の美しさ!
ドラマチックであり、幻想的で、エスメラルダの「Vivre」はファンタスティックで「わぁ~~っ」とため息漏れた。笑
ストーリー自体は
「男どもの身勝手なチョメチョメ話」に好き好きあるかと思いますが、言葉が分からなかったのが幸いしたかも。笑
キャラクターあれこれ
【クァジモド】:ホン・グァンホ

冒頭でも申し上げました通り、クァジモドのラスト1曲だけでも海を越える価値があると思わせてくれたホン・グァンホさん。
基本的には、可愛いクァジモドです。
どのあたりが萌えポイントかというと、
「盆踊りを遠くで楽しむおじいちゃん村長」のような手拍子声を大にして言おう!
きっと、グァンホは「ダンス」がヘタだっ!
でも、(ミュージカルアワードで)SEASONS OF LOVEでのダンスの出トチリしてようが、盆踊りの手拍子だろうが、そんなものはどうでもいいと思わせる卓越した歌唱力により、帳消し。
クロバン団を救出した最後のガッツポーズ、一人だけ手が短い(衣装のせいだけど)
フロロを待ち伏せするために4Mはあろうかと思われる壁のてっぺんから降りてくる「あぁ、グァンホさん危ない、気をつけてちょうだいっ!」と母性をくすぐられる
カーテンコールでは幕が下りるギリギリまで寝そべって手を振るグァンホさん。そんな可愛いクァジモドさんですが、ストーリー終盤、変わり果てたエスメラルダの亡骸を前に、
춤 춰요, 에스매랄다... (チュム チョヨ エスメラルダ。。。。)
すぐにでも泣き出しそうな、かすれた声。
必死でエスメラルダに語りかけている様が、本当に彼女が好きで好きたまらなかった。
クァジモドの「踊って、歌って」の想いをダンサーさんたちが表現してましたが、正直、グァンホさんに釘付けだったので、よく観てない。。。
最後の、
않~~~아~~~っっの大絶唱で、
イリジも昇天いたしました。チーーーーーンホン・グァンホ殿。
この世に生まれてきてくれてありがとう、以上!
【エスメラルダ】:ユン・ゴンジュ

お初のゴンジュさん。
プロフィールは韓国っぽい雰囲気と思ってましたが、エスメラルダ扮装とっても似合ってました。
ボリュームのあるカーリーヘアでジプシー感もあり。
三人ものメンズに言い寄られるだけのことがないと説得力がなくなってしまうので、女優としては色々とハードル高そうなんですが、少女らしい可愛らしさと、軽快にステップを運ぶおみ足、
何と言っても高音がとっても美しく伸びやかです。
持ち歌も多くヒラヒラと舞うように動くので終始大変そうなんですが、終盤の「Vivre」は熱唱。
その細い体のどこにスタミナあるんですか?
演出も(特に照明が)盛り上げてくれるので、「
ユンゴンジュによる、一人タイタニック」を観ているようでした。
誰か~っ
あのカーリーヘアに風をっ!
TMレボリューション並に、なびかせてぇ~~と心の中でお祈りしたくなりました。
韓国で"風"といったらAilee(エイリー) ?^^ダブルキャストは、オリエンタルな顔立ちで踊りも上手なパダさん。
こちらも観たかったなぁ。。。
【グランゴワール】:マイケル・リー

JCSの動画を見て、「
あわわわ、、、、ヤバイ」とエアチケットをポチした御方。
お陰で
滞在19hでソウル往復する羽目になったマイコー・リーさま。
カテドラルの時代というビックナンバーだけでなく、月、デュエット、カルテットとこちらも出ずっぱり。
美しいパリ。の出だしの美しい手の動きから、鋭い目つきなのに「いい人オーラ」出まくってます。
狂言回しながらも、ちゃっかりエスメラルダと結婚してみちゃったり、アンサンブルにまざってダンスしてたり、見所満載~。
カテコでは、グァンホの背中を押しながらニッコリ。
「YOU 行っちゃいなよ」的なアイコンタクトを送るも、グァンホさん「いやいや、ヒョンこそお願い~~」みたいなモニョモニョからの、、、
マイコー、アカペラでカテドラル。神々しいにも程がある。
(神だしね)
この役はJSCと同じくパク・ウンテさんでも観たい!
【フロロ】:ミン・ヨンギ

今までの役の中で一番好きかも。
重要な役どころなので、低音も響くヨンギさんとっても聴かせてくれました。
(ミンチョル兄貴もルキーニのキーよりフロロのが合ってそう)
平たい顔族の首長とも言えるシンプルなお顔立ち。
ところがどっこい、聖職者でありながらエスメラルダに引かれる苦悩を、たーーーーぷりとした声量で聴かせてくれました。
【クロバン】:ムン・ジョウォン

写真はドレッドですが、舞台では坊主頭。
(雰囲気的にはスキンヘッドじゃなく、坊主です笑)
なんてったって、
オラオラ系のクロバン団長。
団長が歌っている間は、基本的に後ろで激しいダンスになってる事が多いので、それも楽しみどころ。
フロロから追い出されそうになり、憤り・反骨精神をこれでもかと歌やダンスでぶちまけてます。
この方のジャベール、想像できますわ~。
【フェビュス】:パク・ウンソク
【フルール・ド・リス】:イ・ジョンファ

こちらも
ややオラオラ系フェビュス。
「エスメラルダと婚約者の狭間でウロウロしながら、ちゃっかり元サヤ」なイメージだったのですが、こちらのフェビュスは「
エスメラルダも婚約者もオレのものだ!がっはっは」というか。
まぁ、どちらにしても女性の敵な役どころなので~。
しかし、これだけの歌ウマオールスターズに囲まれているにもかかわらず、力強い男気フェビュスを存分に発揮してくれたので、Belleのカルテットが本当に迫力があった!
ただね。
ヘアスタイルがね、、、
いかにも韓国男子なの~~~。しかも、婚約者も黒髪さらさらストレートヘアのアジアンビューティーなので、
まるで、
韓国ドラマを見ているよう。もう少し栗色にするとか、フェビュスもクルクルするとか、韓国色抜いても良かったのでは。。。
【ダンサー/アクロバット】
韓国お決まりのキャストボード、筋肉ミュージカル~~~。
ダンサーのメンズは皆シックスパックですので、全員合わせたら一体何パックなんだ!?と、どーでもいい思いがよぎりましたが。
ダンスがビシッときまって綺麗!というより、アクロバティックな装置と演出に驚く方が多かったです。
最も驚いた演出は、、、
Déchiré / 引き裂かれるフェビュスが、婚約者とエスメラルダとの間で苛む心情を、筋肉ダンサーズが表現する。
、、、のだけれど、
何でみんな黒パン一丁なんじゃぁ~っっっヘドウィグがいっぱい。せめてボレロみたいに長スパッツの方が良かった。。。
それはイリジが腐女子だから???
何とも濃ゆい時間をすごしたので、フラフラ宿に戻ってからも余韻でいっぱい。
すぐにおかわりするタイプじゃないのですが、これはもう一杯いきたかったですね~。
話はかなりそれますが、この公演で確信したことが一つ。「好みの男性は?」なんてつまみトークがありますが、これまでは
「歌の上手い人か、高橋克実」と自分なりの回答を用意していました。
しかしながら、本日これをもって更新させて頂くことにします。
しょうゆ顔の、、、、
歌ウマ男子がチュキだからーーー。韓国の場合はコチュジャン顔か?
【2013秋観劇】10/26マチネ グーテンベルク10/26ソワレ バンジージャンプする10/27ソワレ ノートルダム・ド・パリ
(おまけ)
フレンチ・フルバージョン(英語字幕付き)
フランス初演オリジナルキャストによる贅沢動画ですぅ。
【Notre Dame de Paris Musical FULL (English Subs)】Hélène Ségara : Esmeralda
Garou : Quasimodo
Daniel Lavoie : Frollo
Bruno Pelletier : Gringoire
Patrick Fiori : Phoebus
Luck Mervil : Clopin
Julie Zenatti : Fleur-de-Lys
公演情報
【ソウル公演】
場所: ブルースクエアサムソン電子ホール
期間: 2013.09.27~2013.11.17
出演: ホン・グァンホ / ユン・ヒョンリョル / パダ / ユン·コンジュ / チョン·ドンハ / チョン·ドンソク / マイケル·リー
インターパーク(韓国語)【地方公演】
※キャストスケジュールは下記リンクHPにてご確認ください
昌原 13.11.22~13.11.24 広州公演 13.11.29~13.12.01 釜山 13.12.05~13.12.08 高陽 13.12.13~13.12.15 全州公演 13.12.20~13.12.21大邱公演 14.01.03~14.01.05 ミュージカル/musical/韓国ミュージカル/ブログ/blog/レポ/レビュー/演劇/感想/舞台/観劇/劇団糸へんの楽屋口/糸へん/イリジ
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