【観劇@ソウル】グーテンベルク 구뎬버그
- 2013/10/29
- 08:00
しばらくのブログひっそりの間、秋の観劇ツアーに行って参りました。
今回のお品書きは、、、
グーテンベルク
バンジージャンプする
友人(の同僚の)結婚式
ノートルダム・ド・パリ
最後の、ノートルダムの興奮が冷めやらぬ状態ですが、記憶喪失がの恐れがございます故、順番通りのトップバッターから参ります。
(ネタバレ満載ですのでご注意ください)

グーテンベルク
10/26マチネ
@忠武アートホール ブラック
【本日のキャスト】

(左)バード(Bud):ソ・ヨンジン
(右)ダグ(Doug):チョン・ウォニョン
活版印刷の祖として知られるグーテンベルクが主人公のミュージカル、、、のワークショップという捻りの入った設定。
音楽作家と脚本家兼作詞家が、このミュージカルを上演するために、(投資家に見立てた)私たち観客を相手に、自分達のミュージカルを演じて魅せる、というもの。
要するに、劇中劇です。
出演者はたった2人、プラス伴奏のピアニストのみ。
中世ドイツのシュリムの町。ワイン醸造業者だったグーテンベルクと、想いを寄せるヘルベチカ(DTP関係者ならいわずもがな、有名なフォント!)、酔っ払い1、2、修道士、母と子、などなど2人で十数人(もっとかな?)ものキャラクターを演じる2人。
果たして、ブロードウェイでの上演なるか!?ってな感じデス。
米国、英国、フィンランド、オーストラリアに続いての韓国初演。
2006 NYMF Award - 最優秀ミュージカル台本部門、最優秀パフォーマンス部門
2007 Lortel Award - 最優秀ミュージカル賞ノミネート
2007 Drama Desk Award - ミュージカルシナリオ、演出部門ノミネート
2007 Outer Critics Circle Award - ニュー - オフブロードウェイ部門ノミネート
チュンムのブラックは青山円形劇場ほどのこじんまりした劇場。

客席との一体感、いい感じです。
いつのまにやらキャスト2人が、おもむろに小道具の準備をはじめ、まさかのピアニストによる口上から舞台はスタート!(喋り慣れてない感じがたまらん)
インターミッションありですが、ずーーーーーーっと話っぱなしの2人。
まず、何よりも先に、食わず嫌いだった(いや、嫌いじゃないの)ソン・ヨンジンさま、
「部屋着のお喋り好きお兄さん」と揶揄してごめんなさい。
(イヤギショーでのトーク記事より)

あんなにも芸達者さんだったとは。
写真セレクトおかしいかい???
そして、お初のチョン・ウォニョンさま。
おもろいっ、おもろいよ~。

爽やか風ふかせた写真から、

熱演あつく、

この有り様。
大劇場でビッグナンバーを轟かせるミュージカル俳優もあれば、1秒たりとも観客の心を離さないコメディができる俳優さんもあり。
特に比較的若者にも入りやすい小/中劇中劇で、こういった超達者な俳優さんが活躍しているというのは、韓国のミュージカル人気をしっかり支えている証拠でしょう~。

上方漫才的なノリ満載。

しゃべり倒しますのよ~~~っ♡
さてさて、続いては大事な小道具”キャップ”のお話を。

「いやー、韓国人って、本当にキャップ好き多いんだから~っ!」じゃ、ございませんのっ!
れっきとした舞台の小道具になってます。
舞台には役者2人。
登場人物は多数。
はい、計算がまるで合わないのでキャップを代わる代わる取っ替えて、何役もこなすんです。
キャラクターも完璧に出来上がってるので、歌もそれぞれの声色で、というクオリティの高さ。
しかも、しかもですよ、
途中、キャラクター達が怒涛のように入れ替わるんですが、キャップ、キャップ、いや、頭の数足りないし、と思うと、

こんな感じで、スタンバイ完了。
役の順番に合わせて一枚ずつ、ひっぺがしてはキャラを変え、で、大忙し。
ジキハイAliveでさえアニャアニャしてる時に間違わないかソワソワするのに、
もう、
帽子1枚とり忘れただけで、
キャラと帽子がズレてしまわないか、というスリリングな感覚も味わうことができます。
そんなお楽しみも含めて、超特急で駆け抜ける2時間。
劇中、バードとダグに戻ることはあっても、ソ・ヨンジン、チョン・ウォニョンになることはありませんでした。
あっぱれ。
あ、でも、「酔っ払い1.2」の役は、ブロードウェイではなく、路面テーブルでスルメと焼酎あおってそうな、韓国オッサンをイメージさせられました。笑
このへんは韓国キャストならではの風情です。
いやー、、、この演目。
この役ができる俳優さんて、舞台での百戦錬磨の経験、コメディセンス、瞬発的な歌唱力を求められるので、なかなかできるもんじゃなさそうです。
ブロードウェイ上演を目指してるだけあって、ジキハイだの、スウィーニートッドだの、レミゼだの、のパロディがチョイチョイ入るのですが、本域の歌唱力がないと、感じが出ないっす。
パロディになってる大型作品は、韓国でも馴染みのある演目のキャラクターばかり。

↑もちろん、キャップでのご出演ですが。笑
このミュージカルの面白さの中には、ブロードウェイの現状批判とか愚痴もあったりする(らしい)
らしい、というのは、ソウル逃亡時に成均館に通うも、日頃の怠慢でレベル1.9くらになったイリジは、このジョーク、ほぼ拾えませんでしたが。
ゴーーーーーーーーン
あっ、大事なことを忘れておりました。
劇中、何かと叫ばれる、
「ミュージカァルゥ~、グーテンバークっっっ」
↑かなり中毒性あるので、街中で再現しないようにご注意ください。
【グーテンバーグPV】
(前半)チャン・ヒョンドク/チョン・サンフン
(後半)ソン・ヨンジン/チョン・ウォニョン
1:41あたり、「ミュージカル・グーテンバーグっ!」の掛け声が観られます。
初日、観劇1発目としては、かなり面白い作品で景気のよいスタートとなりました~。
【2013秋観劇】
10/26マチネ グーテンベルク
10/26ソワレ バンジージャンプする
10/27ソワレ ノートルダム・ド・パリ
ミュージカル・グーテンベルク
場所: 忠武アートホール中劇場ブラック
期間: 2013.08.31~2013.11.10
インターパーク(韓国語)
残りのキャスト表貼っておきまーす
今回のお品書きは、、、




最後の、ノートルダムの興奮が冷めやらぬ状態ですが、記憶喪失がの恐れがございます故、順番通りのトップバッターから参ります。
(ネタバレ満載ですのでご注意ください)

グーテンベルク
10/26マチネ
@忠武アートホール ブラック
【本日のキャスト】

(左)バード(Bud):ソ・ヨンジン
(右)ダグ(Doug):チョン・ウォニョン
ストーリーあれこれ
活版印刷の祖として知られるグーテンベルクが主人公のミュージカル、、、のワークショップという捻りの入った設定。
音楽作家と脚本家兼作詞家が、このミュージカルを上演するために、(投資家に見立てた)私たち観客を相手に、自分達のミュージカルを演じて魅せる、というもの。
要するに、劇中劇です。
出演者はたった2人、プラス伴奏のピアニストのみ。
中世ドイツのシュリムの町。ワイン醸造業者だったグーテンベルクと、想いを寄せるヘルベチカ(DTP関係者ならいわずもがな、有名なフォント!)、酔っ払い1、2、修道士、母と子、などなど2人で十数人(もっとかな?)ものキャラクターを演じる2人。
果たして、ブロードウェイでの上演なるか!?ってな感じデス。
米国、英国、フィンランド、オーストラリアに続いての韓国初演。
2006 NYMF Award - 最優秀ミュージカル台本部門、最優秀パフォーマンス部門
2007 Lortel Award - 最優秀ミュージカル賞ノミネート
2007 Drama Desk Award - ミュージカルシナリオ、演出部門ノミネート
2007 Outer Critics Circle Award - ニュー - オフブロードウェイ部門ノミネート
感想あれこれ
チュンムのブラックは青山円形劇場ほどのこじんまりした劇場。

客席との一体感、いい感じです。
いつのまにやらキャスト2人が、おもむろに小道具の準備をはじめ、まさかのピアニストによる口上から舞台はスタート!(喋り慣れてない感じがたまらん)
インターミッションありですが、ずーーーーーーっと話っぱなしの2人。
まず、何よりも先に、食わず嫌いだった(いや、嫌いじゃないの)ソン・ヨンジンさま、
「部屋着のお喋り好きお兄さん」と揶揄してごめんなさい。
(イヤギショーでのトーク記事より)

あんなにも芸達者さんだったとは。
写真セレクトおかしいかい???
そして、お初のチョン・ウォニョンさま。
おもろいっ、おもろいよ~。

爽やか風ふかせた写真から、

熱演あつく、

この有り様。
大劇場でビッグナンバーを轟かせるミュージカル俳優もあれば、1秒たりとも観客の心を離さないコメディができる俳優さんもあり。
特に比較的若者にも入りやすい小/中劇中劇で、こういった超達者な俳優さんが活躍しているというのは、韓国のミュージカル人気をしっかり支えている証拠でしょう~。

上方漫才的なノリ満載。

しゃべり倒しますのよ~~~っ♡
さてさて、続いては大事な小道具”キャップ”のお話を。

「いやー、韓国人って、本当にキャップ好き多いんだから~っ!」じゃ、ございませんのっ!
れっきとした舞台の小道具になってます。
舞台には役者2人。
登場人物は多数。
はい、計算がまるで合わないのでキャップを代わる代わる取っ替えて、何役もこなすんです。
キャラクターも完璧に出来上がってるので、歌もそれぞれの声色で、というクオリティの高さ。
しかも、しかもですよ、
途中、キャラクター達が怒涛のように入れ替わるんですが、キャップ、キャップ、いや、頭の数足りないし、と思うと、

こんな感じで、スタンバイ完了。
役の順番に合わせて一枚ずつ、ひっぺがしてはキャラを変え、で、大忙し。
ジキハイAliveでさえアニャアニャしてる時に間違わないかソワソワするのに、
もう、
帽子1枚とり忘れただけで、
キャラと帽子がズレてしまわないか、というスリリングな感覚も味わうことができます。
そんなお楽しみも含めて、超特急で駆け抜ける2時間。
劇中、バードとダグに戻ることはあっても、ソ・ヨンジン、チョン・ウォニョンになることはありませんでした。
あっぱれ。
あ、でも、「酔っ払い1.2」の役は、ブロードウェイではなく、路面テーブルでスルメと焼酎あおってそうな、韓国オッサンをイメージさせられました。笑
このへんは韓国キャストならではの風情です。
いやー、、、この演目。
この役ができる俳優さんて、舞台での百戦錬磨の経験、コメディセンス、瞬発的な歌唱力を求められるので、なかなかできるもんじゃなさそうです。
ブロードウェイ上演を目指してるだけあって、ジキハイだの、スウィーニートッドだの、レミゼだの、のパロディがチョイチョイ入るのですが、本域の歌唱力がないと、感じが出ないっす。
パロディになってる大型作品は、韓国でも馴染みのある演目のキャラクターばかり。

↑もちろん、キャップでのご出演ですが。笑
このミュージカルの面白さの中には、ブロードウェイの現状批判とか愚痴もあったりする(らしい)
らしい、というのは、ソウル逃亡時に成均館に通うも、日頃の怠慢でレベル1.9くらになったイリジは、このジョーク、ほぼ拾えませんでしたが。
ゴーーーーーーーーン
あっ、大事なことを忘れておりました。
劇中、何かと叫ばれる、
「ミュージカァルゥ~、グーテンバークっっっ」
↑かなり中毒性あるので、街中で再現しないようにご注意ください。
【グーテンバーグPV】
(前半)チャン・ヒョンドク/チョン・サンフン
(後半)ソン・ヨンジン/チョン・ウォニョン
1:41あたり、「ミュージカル・グーテンバーグっ!」の掛け声が観られます。
初日、観劇1発目としては、かなり面白い作品で景気のよいスタートとなりました~。
【2013秋観劇】
10/26マチネ グーテンベルク
10/26ソワレ バンジージャンプする
10/27ソワレ ノートルダム・ド・パリ
公演情報
ミュージカル・グーテンベルク
場所: 忠武アートホール中劇場ブラック
期間: 2013.08.31~2013.11.10
インターパーク(韓国語)
残りのキャスト表貼っておきまーす

ミュージカル/musical/韓国ミュージカル/ブログ/blog/レポ/レビュー/演劇/感想/舞台/観劇/劇団糸へんの楽屋口/糸へん/イリジ
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- テーマ:観劇
- ジャンル:学問・文化・芸術
- カテゴリ:韓国ミュージカル
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